2Ⅰ 基幹理工学部についてⅡ 学修案内Ⅲ その他案内1.人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的3.基幹理工学部の特徴4.基幹理工学部の沿革と概要目次に戻る2. 基幹理工学部の 方針(ポリシー)2 基幹理工学部の方針(ポリシー)ディプロマ・ポリシー〈時代を切り拓く人材の育成〉 早稲田大学の総合性・独創性を生かし,体系的な教育課程と,全学的な教育環境と学生生活環境のもとに,カリキュラム・ポリシー〈学部・大学院の一貫教育〉 基幹理工学部では,所属する7学科を数学系,工学系,情報系,メディア系に分類した学系別入試を採アドミッション・ポリシー〈基幹理工学部の求める人材〉 近年,科学技術の領域は飛躍的に大きな広がりを呈し,それに対応してそれぞれの領域は分化・深化し多様な学問・文化・言語・価値観の交流を育み,地球社会に主体的に貢献できる人材を育成する。 さらに現代社会においては,科学技術に関する広い知識と,人文・社会科学系の知識を含む幅広い教養を備え,将来への洞察力を持って時代を切り拓く人材の育成が求められている。また新しい時代の科学技術を確立するとともに,学問の枠組み・意味さらには学問とその活用の関係を再構築することが時代の大きな要請となっている。 基幹理工学部では社会を支えるキー・テクノロジーである情報,機械,エレクトロニクス,物質・材料,エネルギーに関する基礎的科学技術とその根幹にある数学,および両者の架け橋となる応用数理を軸とする教育研究を展開する。そして,幅広い教養の上に理工学の基礎を修得し,これをもとに各専門分野や新しい学問領域に取り組む能力を涵養し,時代を切り拓き世界で活躍できる人材の育成を目指す。用している。1年次の学生は学科に属さず,週1コマの学系別授業を除けば学部共通のカリキュラムにより,理工系の幅広い基礎をしっかりと修得するとともに,将来どのような分野に進むべきかについて時間をかけて考えることができる。1年次のカリキュラムは複合領域科目,外国語科目(A群科目),数学,自然科学,実験・実習・制作,情報関連科目(B群科目)および学系別のC群専門科目により構成される。 一定の条件を満たした1年次の学生は,2年次から数学科,応用数理学科,情報理工学科,情報通信学科,機械科学・航空宇宙学科,電子物理システム学科,表現工学科のうちの1学科に進級する。進級の際には,進級希望学科に応ずる振り分けが実施され,進級先の学科が決定される。2年次カリキュラムにおいては各学科必修科目の比率が高くなり,専門科目の履修が本格的に始まる。3,4年次では,受身的な学習から一転して能動的な学習が中心となる。各学科ともに基本と応用を学びながら課題に取り組み,問題解決の能力を身に付けることができるカリキュラム体系となっている。てきた。大学における教育研究体制もこれに呼応した形で発展してきた。しかしながら,専門分野の発展と同時に,新しい価値観の創造,新しい科学技術分野あるいは学問分野の開拓が強く求められる時代を迎えた。これに伴い,地球規模で考え行動し,新しい時代を切り拓く人材を育成する教育研究の展開が求められることとなった。 基幹理工学部は,科学技術の根幹をなす数学をはじめとする理工系の素養と共に人文・社会学系の素養を身に付け,その上で科学技術の基幹を担う数学・応用数理,機械科学,航空宇宙工学,材料科学,電子物理システム学,情報理工学,情報通信学,表現工学などの基本を学習し,新しい分野に創造的に取り組む意欲と能力を備えた人材を求める。高等学校等における学習によって,確かな基礎学力(知識・技能・思考力・判断力・表現力),および主体的に学ぶ姿勢を身につけた者を受け入れることを基本方針とする。
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