1. 単位制・ 科目登録2. 学科目系列3. 進級・卒業・ 学位4. A群科目5. B群科目6. C群科目7. 学科別案内 (C群科目)8. D群科目9. 他学部聴講10. 教職免許11. 大学院授業科目の 先取り履修制度12. 基幹理工学部 副専攻制度13. 成績の表示Ⅰ 基幹理工学部 についてⅡ 学修案内Ⅲ その他案内14. 不正行為・非違行為に 対する懲戒処分 数学 応数 機航 電子 情報 通信 表現目次に戻る所定単位数専門必修科目専門選択必修科目44単位卒業論文着手の条件54学科専門選択科目24単位4単位専門選択科目基幹共通科目0単位24単位電子物理システム学科は物理学に基礎を置くと同時に,電子と光の科学技術を基盤として,これらを専門的かつ体系的に修得し,この学問領域の基礎の理解と高度な応用力とを涵養することを目的として設立された。物理学は物質の構造,熱,および電磁気的作用を中心に扱う学問である。長い歴史を経て完成し,恒久普遍的で,自然科学の中心をなす。電子物理システム学科では,解析力学,電磁気学,量子力学,熱力学を基礎科目として位置づけ,必修科目に指定している。物質は原子や分子で構成されている。温度が変わると,物質の構造が変化する。原子や分子は主に電気と光のエネルギーを介して相互作用し,自然界のさまざまな事象となって現れる。もうそれ以上に小さく分割できない基本的な物理量を量子とよび,電子や光子は量子の1つである。これらの基本原理と現象は,材料,電気電子回路,光工学などの基盤をなすだけでなく,化学や生物といった垣根を越えた分野の基礎も築く。一方,自然科学における原理と現象を応用し,役立てるための技術が工学である。この工学領域の基礎をなすのが,電磁気学,回路理論,電子回路,論理回路,情報数学であり,これらの基礎科目もまた本学科の必修科目に位置づけられている。今日の高度情報化社会では電気と光のエネルギーが利用される。さまざまな自然現象は,熱,電気,光エネルギーの変化として観察され,電気・光信号として高速に伝達される。高速化,高精度化,省エネルギー化に向けて,今日のセンサや電子素子はナノスケールの精度で製造されている。ミクロの世界で起こるさまざまな自然現象を理解するだけでなく,それを手に取って扱えるサイズの機器に具現化し,役立てることで,安心・安全と豊かな暮らしや経済活動が成り立っている。ミクロからマクロまで,そしてナノテクノロジーからバイオ医用応用まで,幅広い選択科目を本学科は備えている。このように,本学科では,恒久普遍的な物理に立脚しつつ,それを工学的に活用するための知識と技能を修得できる。基礎を重視したカリキュラムとなっており,2年生の専門科目はすべて必修科目である。必修科目のそれぞれに対応する演習実験科目が設置されており,演習や実験を通した基礎の定着に重きが置かれている。学年が進むにつれてより専門的な内容へと発展するので,3年生以降では,必修科目に加えて選択科目を履修することになる。専門性をより高めたり,視野を広げたりできるよう,幅広い分野の選択科目が設置されている。4年生では,基礎物性分野,エレクトロニクス分野,フォトニクス分野,情報システム分野のいずれかの分野の研究室に所属し,卒業論文を作成する。卒業論文の内容に応じて,理学と工学のいずれかの学位を授与できることは本学科の特徴の1つである。基幹理工学部の6年一貫教育に理念に基づき,より高度で専門的な能力を習得するための大学院修士課程進学が推奨される。また,電気・電子機器メーカ,精密機器メーカ,素材メーカ,通信・放送事業体,自動車・航空宇宙などの企業,および官公庁への就職に加え,金融,商社,教育機関などへの就職が見込まれる。所定単位数原則として本学科が第3年度までに設置している専門必修科目および専門選択必修科目のうち,指定科目についてそれらの単位を修得していることが要求される。なお,詳細については,年度当初のガイダンス時に周知する。また,編入学試験(指定校推薦型)による入学者は追加の条件があるので必ず学科に確認すること。電子物理システム学科
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