先進理工学部要項2025
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56専門科目・先端科目(専門選択科目)34単位新世紀を迎え,ますます発展する情報化社会の中で,電気・電子・情報・通信の分野では様々な技術の創出が急速に進んでいる。例えば,環境エネルギー,ナノテクノロジー,光エレクトロニクス,医用工学などが一層高度化され,豊かな暮らしを支えるためにそれらの更なる融合が求められている。また,生命系の知識を備えた電気系技術者に対する期待も非常に大きくなると予想される。一方,ゲノムやタンパク質,脳・神経機能の解明とその応用には,生命系の知識以外に情報処理やナノテクノロジーの素養も必要となってくる。こうした社会状況を踏まえ,本学科では,産業競争力の基盤の1つである電気電子情報通信系学問・技術領域を一層発展させると同時に,総合的,俯瞰的な展望から「生命」という新たな領域を融合させることによって,新しい学問領域を創り,これらの分野で活躍する人材を育成することを目指す。このような電気・電子・情報・生命系という広い学問体系の中で,自分の適性と本当に学びたいことを見出し,勉学の方向性を決定していくために多様な専門科目を用意した。どのような学問体系を自らの中で創造していくかは諸君の自由であるが,各自の学問体系を築き上げるための努力を怠ってはならない。この中で,幾つかの学問領域の本質に触れ,異なる分野の「物の見方・考え方」に出会うことによって,既存の学問領域の垣根を越えた視点から物事を捉えられるようになるであろう。学科目は,「基礎科目」「専門科目」「先端科目」からなる。電気・情報生命工学科に設置されているこれら専門教育科目(C群科目)から71単位以上を次に従って修得しなくてはならない。(1)「基礎科目」(37単位)は,共通知識として学ぶべき科目と卒業研究であり,本学科に所属する諸君全員が修得しなければならない。(2)「専門科目」は,電気・電子・情報・生命といった広範な学問領域において,各々の核となる専門知識への導入科目である。ある分野に重要な基礎知識を身に付けるために,専門科目の中に中核となる科目を設置している。その他については多様な選択肢の中から幾つかの興味ある群を自ら選択し履修することになる。複数の分野の科目に触れることで,物の見方・考え方や思考プロセスに多様性を持たせることができる。(3)「先端科目」は,「専門科目」を修得した上で先端的な知識を修得するために設けられた科目であり,すべて専門選択科目である。「専門科目」と「先端科目」から34単位あるいはそれ以上を各自の特性や志望によって選択・修得する。別に定める要件を満たすと研究室に配属される。専門科目や進路の選択については,クラス担任に相談することが望ましい。「基礎科目」および「専門科目」を履修し,さらに「先端科目」と合わせることで,ある1つの先端学術領域において必要となる知識を修得することができる。以上のように当学科のカリキュラムは,電気・電子・情報・生命といった広範な学問領域を扱いながら,その中から効果的に各自の軸足となる学術領域を見出し,究めていくことを可能にしている。1. 単位制・ 科目登録2. 学科目系列3. 卒業・学位4. A群科目5. B群科目6. C群科目7. 学科別案内 (C群科目)8. D群科目9. 他学部聴講10. 教職免許 物理 応物 化学 応化 生医 電生11. 大学院授業科目の 先取り履修制度12. 成績の表示Ⅰ  先進理工学部 についてⅡ 学修案内Ⅲ その他案内13. 不正行為・非違行為に 対する懲戒処分目次に戻る所定単位数基礎科目(専門必修科目)所定単位数37単位電気・情報生命工学科

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