49◆開発環境工学部門本研究部門は貯留層工学と岩盤・石油生産工学の2分野から構成されている。在来型石油・天然ガス,重質油,シェールガス/オイル,メタンハイドレート,再生可能な地熱などの開発における,貯留層数値シミュレーションモデルの開発,油ガス層評価技術,石油増進回収技術,二酸化炭素地下貯留技術,坑井掘削・仕上げ技術,地下流体生産・圧入に伴う出砂・地盤安定評価などに関する研究を行っている。◆資源循環工学部門天然資源や使用済み資源の有効活用には,有用成分と不用(有害)成分の分離等,各種プロセッシングの高効率化が不可欠である。こうした分離を中心とするプロセッシング技術の高度化をベースとして,資源から素材・製品に至る全体の流れの最適化と,資源利活用における環境保全・環境修復などを通して環境負荷の最小化を達成し,サーキュラーエコノミーやカーボンニュートラルなどの社会からの要請に応えることが本部門のテーマである。◆素材プロセス工学部門金属素材をはじめとする各種の機能素材製造プロセスに関わる,“熱力学”,“電気化学”や“量子化学”等,種々の学問的基礎を活用し,プロセスの物理化学的な解析を目的に研究を行っている。コンピュータによるシミュレーションも行っている。具体的には,レアメタルやベースメタルのリサイクルプロセスの開発,電気化学的手法と熱量測定による高温融体の熱力学量の導出,速度論モデルによるシリコンCVD反応解析などを研究している。◆環境保全工学部門本研究部門には,大気水圏環境化学研究とライフサイクル環境評価学研究がある。大気水圏環境化学研究では,大気化学,水質化学,分析化学,地球化学,気象学,森林生態学,土壌学,労働衛生工学などを学問的基盤とし,大気,水,森林をキーワードにフィールドワークを中心として研究するとともに,作業環境および室内環境における微小粒子状物質,有害化学物質などに関する測定・評価・対策法について研究を行っている。ライフサイクル環境評価学研究では,環境マネジメント,リスク評価,気候科学,生態学,資源循環学,環境経済学,環境社会学,サステナブル科学などを学問的基盤とし,環境経営,環境政策をキーワードに環境影響評価を中心として研究するとともに,製品・サービス・組織のライフサイクル環境影響評価手法やデータベースの開発と国・企業・自治体との連携に基づく環境・社会フットプリントやLCA(ライフサイクルアセスメント)の事例研究を行っている。【修士課程】地球・環境資源理工学専攻履修方法1.所属する部門のコア科目を,規定に基づいて履修すること。2.指導教員が担当する演習科目は,必ず履修しなければならない。3.演習科目は,13単位以上修得しても,その分は修了必要単位数に算入しない。4.研究科が定める研究倫理教育を受講しなければならない。1. 履修方法・修了 要件・学位2. 学位論文3. コア科目 推奨科目4. 専攻別案内建築経営システム総合機械5. 共通科目6.その他の科目7. 先取り履修8. 後取り履修9. ユニット制度10. 専修コース 制度11. 実体情報学 コース12. 数物系科学 コース要項13. PEP卓越大学院 プログラム14. 教職免許15. 成績の表示建設地球資源経営デザインⅠ 創造理工学研究科 についてⅡ 学修案内Ⅲ その他案内16. 不正行為・非違行為に 対する懲戒処分目次に戻る
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