4Ⅰ 先進理工学研究科についてⅡ 学修案内Ⅲ その他案内1.人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的2.先進理工学研究科の方針(ポリシー)4.先進理工学研究科の沿革と概要目次に戻る3. 先進理工学研究科の 特徴先進理工学研究科では,自然科学(物理学・化学・生命科学)を基礎とし,先端科学技術の向上および学際的新領域の創成を目指した広範な理工学分野への研究教育の展開を理念としている。特に,世界第一線級の研究と教育環境の実現を目標に学理の探究と実践に努め,社会と共生しながら学際的・先端的な学問領域を創造していくなかで,研究を通して各分野の最前線で活躍できる,すなわち次世代を切り拓くことのできる科学者・技術者の育成を目指している。この目標に向かって,本研究科には,物理学及応用物理学専攻,化学・生命化学専攻,応用化学専攻,生命医科学専攻,電気・情報生命専攻,生命理工学専攻,ナノ理工学専攻の7専攻,および共同先端生命医科学専攻,共同先進健康科学専攻,共同原子力専攻の3共同専攻が設置され,さらに,一貫制博士課程の先進理工学専攻が設置されている。本研究科は,「物質」「生命」「システム」などのキーワードのもと,「研究(知の創造)」「教育(知の継承)」「社会への実践的貢献(知の活用)」を有効に実行できる組織・機能の実現,ならびに新たな学問領域を開拓しようという進取の精神のもと,世界最高水準の拠点(研究大学院)として本学理工系の研究・教育を先導することに努めている。最先端でグローバルに活躍できる人材の育成を目指して,本研究科では,学部において修得した専門性をさらに深めると同時に,ほかの専門領域にも展開し新たな融合領域を切り拓いていけるような能力,社会的課題に取り組む実践的な専門能力の修得を目指した教育課程を提供している。各専攻の専門科目,研究者としての思考方法を学ぶための研究部門ごとの研究指導・演習科目などである。本研究科では,次代の科学技術を担う世界水準の若手研究者の育成に特に力を入れており,そのための研究・教育環境の整備に努めている。研究者・技術者としての経験と実績を積み自信を持つうえでも,大学院博士後期課程の重要性は大きい。博士後期課程学生には奨学金制度が揃っており,キャリアパス支援も充実している。なお,優秀な学生は,2年の修士課程修業年限を待たずに1年ないしは1年半での修士の学位修得および博士後期課程進学が可能となっている。さらに,条件を満たせば大学院通算3年の在籍で博士の学位修得も可能である。また,グローバルにイノベーションを牽引できるリーダー候補としての博士人材を育成する5年一貫制博士課程も用意している。密度高く研究を進めながら,本課程のみに設置された対話型の講義や語学演習,インターンシップ等で能力を高めることができる。学生諸君には,先進的な教員,研究,教育,環境に触れ,自らの個性と能力を存分に発揮してもらいたい。
元のページ ../index.html#12