1. 履修方法・修了 要件・学位2. 学位論文3. コア科目 推奨科目7. 先取り履修8. 後取り履修12. 技術経営リーダー 専修コース4. 専攻別案内物理応物生命理工先理化学ナノ理工応化共同先端生命生医共同先進健康電生共同原子力5.共通科目13. 教職免許6.その他の科目14. 成績の表示9. 実体情報学 コース10. 数物系科学 コース要項11. PEP卓越大学院 プログラムⅠ 先進理工学研究科 についてⅡ 学修案内Ⅲ その他案内15. 不正行為・非違行為に 対する懲戒処分目次に戻る4 各専攻の学科目配当26物理学及応用物理学専攻では,現代物理学の重要な課題とその工学的応用の研究を行っている。研究分野は,数理物理学,原子核・素粒子理論,素粒子・放射線実験,宇宙物理学,物性理論,凝縮系物理学,生物物理学,情報・物理工学など多岐にわたる。当専攻での学修においては,学部の物理学科,応用物理学科卒業と同程度の学識を身につけていることを前提としている。修士論文に関しては,その内容を学会や学外の研究会などで積極的に発表し,国際的論文誌へ投稿することを推奨している。各部門の概要◆数理物理学部門物理学,工学,生物学,経済学などにあらわれる数学的諸問題をおもに,解析学,幾何学などによる手法を用いて研究する。特に,関数解析学,発展方程式論,非線形偏微分方程式論,実関数論,変分法に関する基礎知識は重要であり,物理学の基礎知識も必要である。研究の対象となる非線形現象は多岐にわたる。非線形偏微分方程式に限れば,放物型方程式(ナビエ・ストークス方程式,非線形熱方程式),双曲型方程式(非線形クライン・ゴルドン方程式,圧縮性流体方程式),分散型方程式(KdV型方程式,非線形シュレディンガ一方程式),及びこれらの定常状態を記述する非線形楕円方程式,さらにこれらが複雑に連立した混合型方程式(ザハロフ方程式,デービー・スチュワートソン方程式)などがある。また,幾何学,工学,経済学に現れる非発散型方程式にはモンジュ・アンペール方程式,ベルマン方程式などもある。これらの方程式に対して,解の存在,非存在,一意性,多重性,正則性,解析性,特異性,対称性,周期性,概周期性,漸近挙動,安定性などが,その典型的な研究テーマである。◆原子核・素粒子理論部門当部門では広い意味での原子核の理論的研究と素粒子の理論的研究を行っている。前者では,主に原子核構造を理論的に研究すると共に,その成果を天体物理学等に応用する。原子核構造の研究では,量子力学的多体問題の手法を用いた無限に大きい仮想的な原子核の研究に重点を置く。またそれと関連して,中性子星の内部構造の研究等を行う。後者では,素粒子物理学の理論的研究を行う。この主題と関連して,素粒子の標準理論とそれを超える物理の現象論的研究,重力や超対称性を含む素粒子統一模型の研究を取り入れる。また場の量子化法そのものの研究も含め,量子コヒーレンス・デコヒーレンスや量子ダイナミクス等,量子論の基礎にかかわる諸課題の研究も行う。◆素粒子・放射線実験部門本部門では加速器等を用いて素粒子に関連した種々の物理,また人工衛星など飛翔体を用いた高エネルギー宇宙物理実験,放射線計測の医療応用に関連した研究を行っている。放射線応用物理学研究本研究ではX線ガンマ線をプローブとした先端科学を,理工医薬にわたる広い連携のもとで推進する。宇宙物理学では,X線ガンマ線を用いた巨大ブラックホールの進化,超新星やガンマ線バーストなど爆発現象の研究,さらには独自開発の革新的イメージセンサーを小型衛星に搭載し,世界に先駆けたMeVガ物理学及応用物理学専攻
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