先進理工学研究科要項
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1. 履修方法・修了 要件・学位2. 学位論文3. コア科目 推奨科目7. 先取り履修8. 後取り履修12. 技術経営リーダー 専修コース4. 専攻別案内物理応物生命理工先理化学ナノ理工応化共同先端生命生医共同先進健康電生共同原子力5.共通科目13. 教職免許6.その他の科目14. 成績の表示9. 実体情報学 コース10. 数物系科学 コース要項11. PEP卓越大学院 プログラムⅠ  先進理工学研究科 についてⅡ 学修案内Ⅲ その他案内15. 不正行為・非違行為に 対する懲戒処分目次に戻る5221世紀は生命の時代と言われている。細胞や分子レベルでの生命現象の解明が飛躍的に進み,健康医療,予防医学,テイラーメイドなゲノム創薬や薬物送達システム,再生医療などが近未来の医療の姿として期待されている。その実現のための明確な体系的基盤は,理工系の学問分野で得られた確固たる知識と技術から構築される。すなわち,これら生命科学の新領域の開拓には理工系の知識の集大成が必要であり,また,理工系の素養をもちつつ分子・細胞・個体レベルで生命科学の研究を展開できる人材の育成が必要とされている。生命医科学専攻は,理工系の知識や技術を基盤としながら,「生命」を対象にした基礎と応用の研究を展開する。また,これらの先端かつ実学的な研究成果を教育にもフィードバックさせる新たな仕組みを構築し,生命科学,医科学,医工学の幅広い領域で活躍できる確固たる能力を擁した人材を養成する。各研究指導の概要◆生物物性科学研究生体物質及び生命科学に関係する材料・デバイスの物理・化学に関する基礎学問を習得し,それらに基づいて,薬剤,生体分子,生理活性物質,及び機能性材料の物理化学的・光学的・電磁気学的・生理学的性質を解明する。学際的な視野をもって,キラル・磁気光学などの光学的手法による物性計測,電気化学・微細加工技術などのナノテクノロジーによるバイオデバイス開発や,バイオインフォマティクスを援用した免疫学・神経疾患・細胞工学の研究に取り組む。◆神経生理学研究神経系の生理学的研究。イメージング技術と分子生物学的技術を用いて,生きた動物,組織,細胞を対象に,脳機能イメージングから神経細胞内のシグナル制御を網羅する多角的な研究を行う。◆分子脳神経科学研究神経細胞の分化の仕組み,脳の発生・発達,神経回路形成,機能発現の分子メカニズムの解明を目指す。マウスやゼブラフィッシュなどを用いた個体レベルの遺伝子機能解析。情動系の成り立ちや,神経・精神疾患の分子・細胞基盤の理解に資する。神経再生治療法の開発。◆分子病態医科学研究生体内代謝経路の制御破綻により発症する,肥満,糖尿病,非アルコール性脂肪性肝疾患や動脈硬化などの生活習慣病の発症や進展に係わる分子機構の解明と病態関連因子を標的とした治療法の開発。◆細胞情報学研究癌化の分子機構の解明と診断・治療への貢献:新規癌遺伝子の探索,細胞・動物を用いた癌遺伝子の機能解析と診断・治療への応用。生命医科学専攻

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